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こ ん に ち は、 崎本とし子 です

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母の7回忌へ・・・命は巡繰り

2025年1月31日 崎本 とし子 とし子からの手紙

2019年2月9日、22時36分に母はなくなりました。満87歳(行年90歳)でした。米寿のお祝いの年です。あれから6年がたとうとしています。

腎臓が悪くなり、透析を勧められるも固辞し、2~3年がたっていました。それでも自分のことは何とかしていて、内科治療をしていました。母は病院ではなく自宅での最期を望んでいました。それを尊重して、在宅診療や訪問看護の段取りをしました。すぐ近くに住む弟夫婦がそれはよくしてくれました。

今日は初めて医師が訪問診療に来るという日の朝、転倒し、骨盤を3か所骨折。すぐ入院となりました。大量出血をするので母にとっては致命傷だと私は理解しました。1/25に転倒し、2/9に亡くなりました。

痛みはとっていただく対応をお願いし、母の気持ちを大事にしたいと主治医にお願いしたところ、了解してくださり、骨折の痛みを取り(牽引)、鎮痛剤の利用で、母は痛みを訴えることはあまりありませんでした。交代で付き添い、私も岡山から通いました。弟や妹、義妹といろんな話ができたし、いい時間をもらえたと思います。看てあげることができて、本当に良かったです。「家族で団結してよく頑張られましたね」と主治医からの言葉に涙がこぼれ落ちました。

母は働き者で賢い人でした。夏休みはいつも子どもたちがお世話になりました。(感謝しています)

夫の介護を11年して在宅で看取った経験から、人の手を煩わせたくない…と思っていたようです。母らしい旅立ちだったと思います。

次は私の番だね。長女だから・・・・。私も私らしく旅立つ姿を子や孫に見せたいと思います。自分のことは自分でできる状態で生き抜いて、88歳以上を目標にしています。命は巡繰りです。

先日5歳の孫息子が誕生日のプレゼントだといって、自分のお宝入れの財布から10円を取り出し、「ばあばにあげる」と言って差し出しました。「いいよ。大事なものだから、いいよ。」と断るけれどどうしてももらってほしいと・・・。私は「ありがとう」と言ってもらうことにしました。

その10円は孫息子の「大好き」の証です。ありがたすぎて私の宝物になりました。この子が高校を卒業する年が私の88歳なんだなあ・・・と、元気をもらいました。(雄君はやさしい子です)

孫との時間は宝物です。母もそう思っていてくれたらうれしい。長男とともに7回忌の法要に参加してきます。(愛媛は久しぶりです)

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