「自分らしく生きる」とは
2024年3月28日 崎本 とし子 とし子からの手紙
最期まで自分らしく生きる・・・。
皆さんにとって「自分らしく生きる」とはどういうことですか。
2040年が高齢者人口のピークだそうです。2040年は私は生きていれば86歳です。
仕事柄いろんな人の「生きる」を見てきました。どの人にもその人の人生があります。私は「その人が生きてきたように人は旅立つ」と感じています。
一人暮らしの認知症の女性は、身寄りがなく近くの民生委員さんが身元引受人でした。(素敵な民生委員さんと出会えたことは幸運でした)
「妖精のような愛らしい人です」とある訪問看護師は言いました。小柄で口数が少なく、いらないことはしないでほしい・・・と。彼女にとって居場所である我が家で、いろんなサービスを活用し、10年以上を過ごしました。(すごいです)
次第に体調を崩した今年、初めて在宅で点滴などをし持ち直しました。(これまで今までいらないことをしていないから効果が顕著でした)
ある日デイサービスに行っているとき、急変してデイの人たちに見守られながら旅立ちました。「きっと天国へ行かれた」と私は思っています。
周囲の人に気にかけられて、愛されながらの旅立ちでした。
「一人暮らしが孤独でつらい」というのは違うと思います。
必ず人には旅立つときがきます。どこでどのように暮らして最期まで生きるのか。
私は最期まで人の役に立つ命でありたい。我が家で旅立つことを目指しているので、そのために今からできることをしています。あなたはどう生き抜きますか。