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単身女性32%が「貧困状態」
2012年2月18日 崎本 とし子 とし子からの手紙
寒い日が続いていますが、我が家の畑にも春は確実に近づいています。
さて、新聞に小さな記事が紹介されました。
「単身女性の32%が貧困状態」・・・というタイトルがついています。
国立社会保障・人口問題研究所の分析で、20歳から64歳の単身女性の「相対的貧困率」が32%・・ということがわかっ田というのです。ちなみに男性は25%で、女性の格差が際立っています。女性の労働環境でおかれている地位は低く、貧困状態も女性に偏る傾向がある・・・と指摘しています。
厚労省の国民生活基礎調査(2010年度)のデータ分析だそうです。年間可処分所得で112万円以下が32%という現実を直視しましょう。このままでいいはずがありません。
65歳以上でみると、単身女性の貧困率はなんと47%、男性は29%。
19歳以下の子どもがいる母子家庭の貧困率は48%だそうです。
私は日ごろ感じていることがあらためて統計数字で明らかになり、問題意識を強く持ちました。
この現実をみて、日本という国で男女平等の仕組みをさらにつくっていくことの必要性を痛感するのです。この現状で、消費税10%への引き上げ・・・納得いくはずがありません。