「早期発見・早期治療」をせず、「自宅療養」を基本にするのは、政府が命を守ることすら「自助」にするということ。・・・何のために税金を払っているのか。
2021年8月5日 崎本 とし子 とし子からの手紙
感染症は早く見つけて、早く隔離し、安心の療養環境の下で、悪化に対する治療を早めに行うことで命を救うことができます。
早く対応しないと手遅れになります。肺炎などはあっという間に炎症が広がり、呼吸困難になります。ましてや、治療薬がないコロナ感染症では手遅れ確率が高くなります。「重症になってから治療」するのは命を救うことができないのです。
政府は「中等症以下は基本自宅療養」という方針を出しました。
「重症になってからでは遅いのだ!」と医療関係者は反発しています。私も同じ考えです。
政府はいのちを数字で考えるようになっているのではないか・・・・。命を救うのは「早期発見・早期治療」です。
検査を拡大して、早く見つけ、クラスターを防ぐこと。見つけたら早く隔離して、寮関すること。必要な治療を受けられるようにすることです。感染力が強い感染症を検査もせず、発症で対応し、「自宅待機」は間違いです。
私は税金を何のために払っているのか。自分の命を守るために、公的医療を健全に維持継続するために払っています。生命保険には入っていません。公的医療の拡充が願いです。
だから、検診を受け、病気は早期発見と早期治療を・・・と努力しています。命まで「自助」は許しがたい!医療人の心を折るものです。命は平等です。この真理を曲げてはいけないと思います。
「自宅は病床ではない!」政府は方針の撤回と検査拡充など基本方針を確立すべきです。