エンディングノート
2025年12月15日 崎本 とし子 とし子からの手紙
さて、あなたはエンディングノートを書いていますか。
私は55歳でがんを告知され、6年後に2度目の別のがんを治療したときを契機に生と死を自分事として考えました。それ以来エンディングノートを書いて、書き直しを続けています。14日の午前中の隙間時間に、5年ぶりに書き直しをしました。
私は、仕事や相談を通じて、いろんな人々の最期を見つめてきました。人の命は時間が限られています。がんで死ぬのではないかと思っていたら、くも膜下出血(私は脳動脈瘤がある)で倒れるかもしれない、事故で突然死ぬこともある・・・。日頃からある種の覚悟をもって生きる時期になったのだと思います。
だから、したいことをしながら、やり残して後悔することができるだけ少ないように毎日を生き抜きたい。
昨日2013年ごろのノートが見つかり(今長く触っていない本棚や机の引き出しを整理している)、そのごろの思いを読み返す機会がありました。すでに1度目のがん治療を終えた時期で、限られた時間を生きるときの優先順位の考え方(思い)を書いていました。「しなければならないこと」ではなく「したいこと」をしようと思うが、「しなければならないこと」をどうしても優先する自分の習慣を変えたいと書いていました。仕事優先の生き方を変えたいともがいていた時期です。
その後さらに12年が過ぎて、私は生きています。いや生かされていると感じます。
やっと肩の力が抜けてきました。(かな?)
来年は年女(72歳)、結婚50年の年です。夫と2人でともに生きてこれたことは幸せでした。88歳まで生きれば孫たちはみんな大人になります。どんな大人になっているんだろう・・・!
16年後の日本が、憲法を活かして平和を守り、戦争しない国を続けていることを願っています。


