軍事費5兆3000億円超えへ・・・概算要求に驚き
今年度の軍事費は5兆1911億円。この時期、政府は来年度の概算要求について検討中です。
社会保障費が抑制される一方で軍事費が過去最高になろうとしているようです。その額は5兆③000億円。今の中期防衛力整備計画は今年度で終了して、19年度から23年度までの新計画は年末にも改定される予定で、防衛相はさらに1%超えの伸び率を求めるとのことです。
安倍総理がトランプ大統領と会うたびにアメリカ軍事産業から、攻撃機や「ミサイ防衛体制」とやらの購入を約束してきました。その購入価格は「いいなり」です。やたらと高い購入費は、例えば陸上イージスは2基で2679億円。欠陥機といわれるF35A戦闘機は42機購入予定です。
イージス・アショアは秋田と山口に配備予定で説明会がされていますが、6000億円とも言われ、アメリカの言い値での購入に疑問の声が上がっています。
軍事費は税金です。軍事費を増やせばどこかが削られる・・・。安倍政権は社会保障費を減らして軍事費を増やそうとしています。社会保障費の国民負担を増やすことで、軍事財政をねん出しようとしているのです。
おかしくありませんか。
朝鮮半島情勢は大きく変化してきています。二度と戦争を繰り返さない・・・という覚悟を決めた外交のちからで、対話の道が切り開かれてきました。
日本はどうか。「圧力」一本やりで「対話」をしてこなかった。このところの変化で「対話」という言葉を使い始めてはいるけれど、安倍政権は対話が苦手でいらっしゃる・・・。
話で何事も解決しようというのが日本国憲法の理念です。今、アメリカ言いなりで軍事費を増やすより、命を守る予算を増やし、平和外交力で貢献するほうが時代に合っているのではないでしょうか。
増税し、国民負担を増やし、軍事大国化していく国づくりは、再び戦争の道へとこの国を導く間違った政策だと思えて仕方がありません。