軍事費は5.1兆円(5年連続増)、社会保障費は3.5兆円減(3年連続)・・・来年度予算案に異議あり!
2016年12月24日 崎本 とし子 とし子からの手紙
安倍政権の来年度予算案が明らかになりました。それを見て、私は納得できません。
年金カット、医療費の自己負担増、国保財政支援額を減…など社会保障費が減額なのに、軍事費は増えているのです。
高額療養費が増えることには、とても意義あり!です。がん患者会の活動をしてきた私は、がん患者の治療中断を心配しています。
再発がんの治療は、なかなか大変です。抗がん剤は高くてもやめるわけにはいきません。毎月高額限度額を支払い続ける患者にとって、このまま多額の治療費を使って家族に負担をかけていいのか…と悩んでしまいます。「このまま生きていていいのか・・・」と。
ある人はよく効いている抗がん剤を「(延命だけで)治らないのなら、少しでも家族(子ども)のためにお金を残したい・・・」と治療中断したのです。
軍事費を増やす政治は必ず命の予算を削ります。
今回の予算を見ていて、社会保障費を減らして個人消費を増やすなどありえない・・・と思いました。経済の好循環も社会保障費を増やすことが必要なのではないでしょうか。「安心」と感じたときに初めて庶民の財布のひもは緩むのです。マスコミで世論操作をするような政治に様相はいただけません。
国民は真実を見極め、声を上げていかなければなりません。マスコミは報道しませんが、この国では全国各地で声を上げ続ける人々が間違いなくいます。そしてその声は必ず政治を動かす力につながります。
命の予算を削る「安倍政権は許さない!」私も声を上げ続けます。