健康おかやま21計画の10年
健康おかやま21計画というのがあります。6つの柱で地域ぐるみの健康づくりが取り組まれてきました。来年度から新しい10年が始まります。団塊の世代がこの十年でどんな75歳になるのか・・・です。大事な10年で、元気高齢者を増やしたいですね。
地域ぐるみですから、町内会、愛育委員会、公民館、社会福祉協議会、学校、そして専門家(保健師,医師、栄養士など)が一緒に取り組んできました。
岡大公衆衛生学教室におられた青山先生が推進会議議長をしておられます。久しぶりにお姿を拝見し、お元気そうでした。
「日本で一番長寿の県は、長野県だ。老人医療費も一番少ない。調査に入ったことがある。塩分摂取量が少ないこと、多世代同居が多いこと、何より保健指導推進員の活躍がすばらしい。農協の病院が多く、地域医療にがんばって取り組んでいる。鎌田先生の諏訪中央病院もそのひとつ・・・。専門職とボランティアが共同する知恵を持っているのです・・・」と実に的確な挨拶をされました。
それから8つの取り組みが報告されました。
医療生協がやってきたことは、今や岡山市内で取り組まれていることです。
大いに参考になる取り組みの発表でした。岡大の看護学専攻の学生の保険推進活動も興味深く聞きました。後輩たちですから・・・・。
「元気で長生き」の活動を地元学区から進めたい・・と思いました。
教え子たちの卒業式(ソワニエ看護学校)
2日に講師をしているソワニエ看護学校の卒業式がありました。私が講師をした始めての生徒たちです。47名中10名が男子。社会人入学が多く、人数の多い学年でしたが、チームワークがよくて、国家試験までみんなで助け合って乗り切りました。「みんなにあえてよかった・・・!」と声を詰まらせながら答辞を述べた姿が、胸に残りました。
ママさん学生もいて、子育てをしながらがんばっていました。彼女に声をかけたくて、謝恩会にも出席。
「よくがんばったね!」とねぎらいました。晴れやかな笑顔でした。就職は100%きまっていますが、国家試験の発表まではドキドキでしょうね。
大丈夫!きっとみんなの努力に神様は微笑むよ・・・!
ソワニエ看護学校は、16期生の卒業です。学校づくりにもかかわらせていただいたご縁がある学校です。看護師の現役のとき、私自身が看護学校教員の資格ももっており、いつかは後輩のために・・・と思っていました。議員を引退して、講師を務めることができ、一つの夢が叶ったように感じています。
教えているのは関係法規ですが、看護師としてもっていて欲しい「人権」を考える出会いになれば・・・という思いで講義をしています。
社会にはばたく皆さん、体に気をつけてステキな笑顔の看護師になってください。ご卒業おめでとうございます。