阪神・淡路大震災から18年
2013年1月17日 崎本 とし子 とし子からの手紙
18年前の早朝、阪神淡路大震災は起きました。42万戸が被災、6434人が亡くなりました。孤独死は1011人だそうです。私は「関連死」の数字を聞くたびに、胸が痛くなります。災害そのものではなくその後の苦境が原因で亡くなる人の無念を思うからです。「救えた命ではないのか・・・」と。支援に5年間通い続けた長田区のことを昨日のことのように思い出します。
復興住宅が72000戸(建設や借り上げあわせて)確保されました。今、借り上げ住宅に入居しているのは5400人おられるそうです。その借り上げ住宅は、契約が20年なので契約解除をするから後2年のうちに転居を・・・・と神戸市が言っているそうです。そんなことがあっていいでしょうか。動けない人は高齢者です。いまさら遠くへいくのは困難でしょう。
何か方法を考えるべきですよね。とにかく18年たっても暮らしの再建はままならない・・・ということを感じます。
ましてや、東日本大震災の被災者の復興の遅れは深刻です。被災から1年10ヶ月経ちましたが、厳しい現実です。 早く住宅(国と自治体が責任を持つ)を確保し、生活を立て直すために雇用確保や事業再建の後押しが必要です。
これから関連死が増えないことを願わずに入られません。
被災地のことを忘れず、できることを続けていきたいものです。