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「岡山でがんと向き合う」・・・がんシンポ

2011年9月30日 崎本 とし子 とし子からの手紙

岡山市主催の「がんシンポ」がはじめて開催されました。

東大の中川先生の「がんのひみつ」の話は、がん啓発にもってこいのいい内容でした。

2人に一人ががんになり、3人に一人ががんで死ぬ時代に私たちは生きている。がんとは、DNAのコピーミスにより起こる病気で、遺伝ではない。タバコが世の中からなくなれば、4割がんは減る。

がんで死なないためには、がんにならない生活習慣とがん検診を受けることが大事・・・。予防と早期発見で6割のがんはなおせる・・・。聖人君子のように生きていてもがんになることはある、3割は運・・・だ。(私は運が悪かった・・・)日本は、がん検診後進国。健診受診率は、低い・・。(岡山市は女性のがんの検診受診率が低い)

がんの痛みの原因は、多くの場合骨転移による痛みで、医療麻薬でコントロールできる。転移性のがんは、完治困難・・・。など基本的ながんの理解の情報提供でした。

とても話がお上手で解かりやすく、さすが・・・と思いました。こういう話をもっと多くの人に知ってもらうことが必要です。いいテキストもあるので、講師養成をしてはどうでしょうか。

続くシンポでは、岡山市内での医療連携、健診啓発、緩和ケア、患者会活動など「がんと向き合う」経験や取り組みが紹介されました。

「がんサロン・たんぽぽカフェ」から牧野さんが発言し、治療費負担を減らしたい・・・など、患者としての切実な問題を含めて問題提起しました。伝えたいことが伝わったのではないでしょうか。会場の参加者はうなづいている人が何人もおられましたから・・・。

私は、がん対策条例をつくってよかった・・・、これからの取り組みの力になるな・・・と思えて、うれしかったです。岡山市なら医療環境の強みを活かして、もっといろんなことができる・・と思います。患者会との連携はその一つです。

今回の企画にご尽力いただいた皆様に感謝いたします。今後ともどうぞよろしくお願いします。

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