NPO法人平和推進岡山市民協議会が第11回総会
勤労者福祉会館の1階に「へいわかん」があります。それを運営しているのは、NPO法人です。わたしも会員の一人です。今日は総会でした。自分たちでやれることをやりながら、「市立平和館(仮称)」を創ることを提案してきました。
1996年に「岡山市平和館(仮称)の建設を求める会」が発足し、16年間で約18万の署名を集めました。
2008年には、「市立岡山空襲資料館(仮称)の開設を求める会」に名を改め、運動を継続。31070人の署名を集めて、ついに、2012年度の予算に6700万円の開設予算が計上されて、今年の「秋」には実現する見込みとなりました。
西口のシティーミュージアム内に開設される予定です。本当に楽しみです。
姫路、福山、高松など、近隣都市には16年前に設置済みです。「資料館」が、戦争と平和の問題を考える拠点として、「平和教育」に役立つことは間違いありません。
今の「へいわかん」(NPO法人運営)に取り組んでこられた皆さんに心から敬意を表します。わたしは今日の総会で、経過報告がされたとき、感無量でした。
「いずしかん」(旧出石小学校に暫定利用)の開設のときは、市議会を代表してテープカットさせていただき、「へいわかん」開設のときも立会い、中学生やいろんな皆さんの協力で「チャリティーコンサート」に取り組み、運営費の足しに・・・と寄付や募金を集めました。そしてすばらしい人たちと出会いました。
「へいわかん」の10年間の運営で、開館ボランティアののべ人数は4500人、運営費は1570万円だそうです。すべてNPOで用立てたのですから、すごいことです。
市立平和資料館ができたら、NPO法人との協働運営をしたらいいんじゃないでしょうか。語り部や伝える「力」をもつNPOは、この施設に「魂」を吹き込んでくれるに違いありません。
閉会の挨拶で、Tさんは、「語り継ぎたい視点は3つある。被害体験、加害体験、そして抵抗体験だ。・・・」と話されました。偉大な先輩たちの体験を引き継ぐことは、私たち世代の役割のひとつではないでしょうか。