東京オリンピックの検証はされたのか。
今年はあと2週間で終わろうとしています。
みなさんにとってどんな一年でしたか。いろんなことがあって、矢のように過ぎた・・・という人が少なくありません。
パンデミックの中で行われたのは1年遅れの夏の東京オリンピックのことを覚えていますか。
何が何でもやるのだ・・・とばかり、「オリンピックって何のために開かれ開かれているんだっけ?」と思う疑問を押しのけて、決してフェアではない状況で開催され、「金メダル」ラッシュでした。選手の活躍はとても素晴らしいと思ったけれど、その後の感染拡大、緊急事態宣言、自宅待機中に尊い命がなくなる悲劇が数多く起きました。
東京オリンピックは莫大な税金を投入しました。検証はされたのでしょうか。
1,税金が野放図に投入された。2,報道機関が一斉に国民を煽り立て、だれにも止められず突き進んだ。
こういうことについて検証しておく必要があるんじゃないでしょうか。開催費用は1兆⑥400億円だそうです。そのうち9000億円が国と都の負担。このほかに都や国になるというのを含めると総額3兆円になるという指摘があります。
多くが東京五輪のスポンサーになっていたことから大手5紙の報道は批判の矛先が鈍りました。スポンサーの意向を気にして本当のことが書けない・・・という日本のメディアの悲しい現実があります。
その陰で命が後回しにされるのです。
まるで戦争の時と同じ・・・?
本当のことを知らされず、報道は真実だと思いこまされる日本の現状は恐ろしい。真実を知るためにはスポンサーに遠慮しない報道が大事。赤旗新聞はその意味ですごく必要な新聞です。
オリンピックは今では商業化されており、IOCはまるで興行主。
2025年には大阪万博、2030年には札幌オリンピックの招致を・・・という話もあるらしい。でも、3兆円も使ったオリンピックの在り方をこれからも良しとするのか・・・は検証しなければなりませんね。
コロナ禍で亡くなったいのちに寄り添うことを忘れてはなりません。私はそう思います。