福島原発の現実・・・・まず知ることが大事知ることが大事
2021年3月7日 崎本 とし子 とし子からの手紙
今朝のサンデーモーニング(RSK)を見ました。10年を経て明らかになってきたことがたくさんあることに驚きです。
被害者は今も全国で裁判が進行中ですから、政府と東電の責任を明確にしなければならないと思います。
わかってきたこと・・・として、過酷事故の時のマニュアルはなかったということ。(全く備えがなかった)、ベントの実施について技術的に対応ができなかった、水位計の誤作動に気付くのが遅かった・・・など。びっくりしました。他の国は対応していることを「安全神話」でせずに過ごしていた内容が具体的にわかってきたのです。まさに原発事故は人災です。ならばきちんと責任を取るのは当然のことです。
放射性セシウムは今建屋内に37%、敷地内に61%あるそうで、大気中に2%がばらまかれました。建屋内や敷地内の放射性物質の処理はこれからです。取り出し、密閉、解体へと廃炉作業は進みますが、10年後の今デブリの取り出し作業にも遠い・・・。廃炉は2050年では済まない・・・というのが多くの考え方のようです。土壌汚染は6~8センチのところに20%が沈着残留。繰り返し汚染土壌の除去を続けなくてはなりません。1度では済まないのです。
私はまずは正しく現状を知ることが大事だと思います。関心を持ち続けて声を上げ続けることが必要です。原発のない日本を作りたいと切実に思いました。
原発再稼働ではなく、原発のないエネルギー政策への転換を意思決定する政府が必要なのだと思います。今も故郷を奪われて過酷な状況におられる多くの人たちがおられます。
特集番組を見ながら、昨日から胸が痛くて、涙があふれて、つらいです。