今年の節分は・・・
2019年2月5日 崎本 とし子 とし子からの手紙
4日に愛媛から岡山へ帰ってきました。
母の病状は悪化しているものの(尿素窒素が190)意識があり、話もできるし、一口二口の経口摂取ができる状況です。交代で付き添っているので「のどが渇いた。水が欲しい」といえばすぐに水を飲ませてあげられます。
兄弟で時間を共有し、いろんな話が久しぶりにできるのも貴重です。小さいときの話には古い記憶がよみがえり、なつかしさがいっぱいになります。
私は「順番を守ろうね」と妹や弟に言います。私は一番上の長女ですから次は私の番だよ、私より先に逝ってはダメだよ・・・と。
それぞれに大病をしてきましたが、生きてみんな60歳を超えました。それぞれに家族があり、それぞれに役割を果たしてこれたことに感謝です。
母や兄弟、病院のスタッフに感謝を伝える日々です。
母は、これから意識がなくなり、経口摂取ができなくなると最期の時が近づくと思います。安らかに、苦しむことなくその時を迎えられますように。
感謝の言葉を伝えながら、大切な時間を過ごしたいと思います。後ろ髪を引かれる思いを断ち切って私は岡山に帰ってきました。私は毎日状態を聞きながら、岡山でするべきことをして、また遅くとも8日の金曜日には始発列車で愛媛に向かいます。
4時間かかるのはやはり遠いです。近くにいたいなあ・・・と思う今年の節分です。