安室奈美恵さんの引退と樹木希林さんの訃報に思う
2018年9月17日 崎本 とし子 とし子からの手紙
安室奈美恵さんが25年間の活動に終止符を打ち、16日引退しました。沖縄の宜野湾市でのラストコンサートには会場にないれないファンを含めたくさんの人がかけつけたようです。女性が多くみられました。その決断や生き方への共感が多いといいます。「平成の歌姫」というにふさわしい女性ですね。
歌って踊れるアーティストになるのが夢で東京に出向いた一人の女性が、ここまでになるにはいろんな努力があったに違いありません。でも芯がぶれないカッコよさは私もすごく素敵だと思います。
5月に沖縄県民栄誉賞を翁長知事から受賞した安室奈美恵さんは、その逝去に当たり「遺志が受け継がれ、これからも多くの人に愛される沖縄であることを願う」と書き込みました。
これからの生き方にも注目したいですね。長男と同い年、後半戦の人生の歩みが楽しみです。
樹木希林さんの旅立ち報道は自宅で家族に見守られながら・・・とのこと。まさに「自分らしく全うされたなあ」と思いました。病を受け止めながら、決して病の陰で生きるのではなく「病を自分のものとしてともに生きる」人生を生き抜かれました。すごいです。「万引き家族」での演技は存在感抜群でした。
50年別居していた夫とは「距離感がちょうどいい」と言われたとか。わかるなあ・・・という気がします。その選択に拍手を送りたいと思います。夫婦にもいろんな形がありますから。
どう旅立って見せるか・・は最後の家族へのメッセージです。私も自宅で「ありがとう」と言って旅立ちたいです。そのためには今をしっかり生きたい。時々立ち止まり、自分はどう生きているかを見つめながら、やりたいことをやって「自分を使い切ったよ」といって旅立ちたいです。