患者会ネットワーク会議・・・今年度は第3次がん対策推進計画を作る年
2017年7月5日 崎本 とし子 とし子からの手紙
3日に、がん患者会ネットワーク会議がありました。新しい患者団体や社労士会などからも参加がありました。新しい会が2つ増えました。うれしいですね。今年度は第3次がん対策推進計画を作る年です。岡山県は患者の暮らしの実態調査を実施する予定です。私たちの提案が受け止められました。会議には今後病院のサロンなども含めて参加を増やす方向です。いい計画ができるようにと願っています。
この会議に参加する患者団体はいろんなことで連携をしてきました。岡山市や県のがん対策推進条例をつくり、それぞれの患者会の取り組みの後押しをしてきたのです。岡山市議会に受動喫煙の防止に関する陳情も出しています。（今、継続審議中）
一つでなく連携する力は大きいものがあります。これからもこの力を大切にしていきたいです。
私は、岡山のこのような取り組みについて、7月27～29日に開かれる日本腫瘍学会の患者と家族のためのプログラムで発言することにしています。2007年にがん対策基本法ができて今年で10年。この間2011年に岡山市の条例、2014年に県条例ができました。
がん患者当事者の声が法や条例を作ってきたのです。憲法や法律、条令に守られて、「たとえがんになっても自分らしく生き抜くことができる社会をつくりたい・・・」という願いがこもっています。憲法には「たゆまぬ努力で守っていくこと」が書かれているように、いつの時代も法律や条例に魂を吹き込むのは当事者の声だ・・・・と私は思っています。
