「給付型奨学金実施」の報道だが、2万人分?(昨年度の新規必要者は43万7千人でした・・・)
2016年12月20日 崎本 とし子 とし子からの手紙
昨日盛んに「給付型奨学金を作る・・・」という報道がされ、安倍政権も重い腰を上げたんだな・・・と思っていました。 しかし、中身を詳しく読むと、「厳しく限定」されており、人数は2万人分だというのです。
昨年新規で奨学金を受けた人の数は43万7000人です。
2万人(5%ほど)では到底足りません。2018年から実施予定で、来年度から非課税世帯の私立自宅生などを先行実施するようです。私立で4万円、国公立で2万円、非課税世帯やを対象養護施設出身者などが対象で、成績や部活動などでの優秀者という条件が付いています。(これはプレッシャーになるな・・・。成績が落ちたら打ち切りらしい・・・)
多くの人が望んでいる制度には程遠い・・・・。
共産党は70万人に毎月3万円の奨学金を!という政策を出しています。教育費予算が先進諸国の中でもワースト3に入る日本の国の現状を思えば、教育予算を平均的なところまで増やしたら共産党の示す制度は実現できるなあ・・・と思う私です。