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慰安婦問題で前進・・・少女像の移転は必要か?
2015年12月29日 崎本 とし子 とし子からの手紙
昨日日韓外相会談で、慰安婦問題の解決へ向けた「合意」がされた・・・と報道されました。安倍総理が、「当時の軍の関与を認める。・・・責任を痛感している。…心からのお詫びと反省の気持ちを表明する・・・・。」としたうえで、「すべての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復、心のの傷の癒しのための事業を行う」と発表したことは前進だと思います。
しかし、日本大使館を見つめる少女像の撤去などを日本が求めたのは必要なことでしょうか。二度とこうした人権侵害を許さないための戒めとして、少女像を残していい…と私は思います。歴史の事実として、きちんと伝えていくことも必要です。
苦しんできたハルモニたちは平均年齢89歳、今韓国で生きて暮らしていて、国が把握しているのは46人だそうです。私はナヌムの家に行き、話を聞きました。ハルモニたちが体調不良の中で日本に来て、そのつらい体験を話す機会に何度も立ち会いました。
「私たちは自分のためにだけ声を上げているのではない。世界で同じように戦争や紛争の場所に生き、同じようなめにあう人がなくなるようにしたい。保証金はそういう今苦しんでいる人のために寄付したい・・・。」と話す人もおり、尊厳の回復こそ一番なのだ・・・と実感しました。
韓国は隣の国です。歴史の事実ときちんと向き合い、新しい2国間のいい関係を作りたいものです。