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協立保育園の七夕の集い・映画「みつばちの羽音と地球の回転」
2011年7月7日 崎本 とし子 とし子からの手紙
午前中は、アップル文庫で保育園へのボランティアへ。手遊びで始め、「999ひきのおたまじゃくし」のジャンボ絵本を読みました。恒例の「七夕むかし」も・・・。
こどもたちはよく聞いてくれて、やり取りも本当に楽しい!楽しいときを過ごすことができました。
午後は鎌仲ひとみ監督の映画「みつばちの羽音と地球の回転」を観ました。観たい・・・と思っていた映画です。
平均75歳の祝島(山口県)の住民が主人公です。30年間近く上関原発に反対してきました。毎週月曜日は皆でデモストレーションを続け、「目の前の海をきれいなまま残したい!」と取り組んできました。
町議会は4:8で「原発容認」となりましたが県が許可した埋め立て工事はいまだ為されず今日に至っています。その期限は10月に迫り、再許可がされなければ、計画は根本的見直しとなる状況です。
運動のリーダーが「何があっても、しぶとく、粘り強く・・・あきらめない」「建設を先に延ばしていくことで、社会のほうが変わることを待っている」・・・と語っていましたが、それは故郷の海や命、暮らしをまもるのだ・・という信念に満ちていました。
祝島の人々は中電に騙されなかった人たちです。今、原発事故の前に作られたこのドキュメンタリー映画を見て、その真実を見抜く目に賞賛を贈らずにはいられません。
中国電力の人たちはどう思っているのでしょう・・・。
スウェーデンの先駆的な取り組みも紹介され、脱原発の取り組みに私はうなずきながら納得しました。
祝島は私の故郷の愛媛県大洲市長浜町の海向かいにある島です。出てくる住民は故郷の人たちと重なって懐かしく、瀬戸内の海を原発事故で死の海にしてはならない・・・とあらためて思いました。