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要支援者の介護どうする?・・・問題多い介護保険改定

2011年6月16日 崎本 とし子 とし子からの手紙

介護保険の改定案が問題を含んだまま、国会で成立。共産党と社民党が反対したがその他の党は賛成・・・。問題のいくつかをあげてみると・・・。

1、要支援の介護者の処遇をどうするのか・・。サービスの質の低下をさせないように、せめてこれまでどおり保険給付事業で・・・と思うのは私だけではないだろう。総合事業の導入はやめて欲しい!

2、吸引などの医療行為を介護職ができるようにすることについて・・・。私は看護師だが、介護職に教育をしないまま、責任だけは押し付けることに問題をかんじる。介護職はいまでも社会的評価が低く離職が問題になっている。看護師をきちんと増やして対応するのがスジというものだ。

3、介護療養病床廃止をする方向を変えなかったこと。

これらの問題はこれから地方議会で議論になるだろう。いや、真剣に議論して欲しい。

介護の問題は切実だ。我が家は義父を介護保険のない時代に23年間在宅介護した経験を持つ。家族介護を長く続けるには、条件がある。一人での家族介護は続けられない。共倒れが落ちである。「共倒れしないための介護保険制度」であることを忘れないで欲しい。そのための高い保険料負担なのだから・・・。

それにしても保険料負担は重い。我が家は2人暮らし。前年度所得で保険料が決まるので、国保と介護保険で年77万円である。今、無収入の生活をしてみて、その負担が身にしみるのである。

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