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国立がん研究センターがん対策情報センター主催の公開セミナー

2013年3月10日 崎本 とし子 とし子からの手紙

9日、がん情報センター主催で地域相談支援フォーラムの公開セミナー(中国・四国ブロック)が開催されました。私は共同司会を担当させていただきました。

テーマは、「相談支援センターを地域の支援の輪につなげる・・・地域の患者さんを支えるもうひとつの連絡先」です。

様々な人が顔の見える関係を築き、がん患者さんや家族を支えていく・・・ために何が必要か、どうすればいいか・・・。

相談支援に場にいる医師、看護師、ソーシャルワーカー、開業医、民生委員などとの連携で、在宅を望む患者や家族を支えていくにはどんな仕組みがいるのか・・・。

山口日赤病院と尾道市立病院の実践報告をいただきました。

その報告内容は、患者が希望を持てるものでした。山口市では年齢制限なしでがん患者は介護保険を使えるそうです。(すごい!)日赤病院が山口市から「在宅緩和ケア支援センター」の業務を委託されているそうです。10年以上も前から「在宅緩和ケア」の視点があることがすばらしい・・と思いました。

続いて「有名な尾道方式」の話を市立病院の側から聞くことが出来ました。昨年は、医師会の側から話を聞き、患者家族当事者の話とともにその取り組みを聞いていました。「顔の見える連携をつくる」ための努力が当たり前のようにされています。病院側と在宅主治医の先生方との懇親会、相談支援センターの看護師は154人の開業医訪問、病棟には在宅支援看護師がいます。患者や家族を中心に、退院時カンファレンスが迅速に開催され、強いネットワークで退院後の訪問や往診がきまります。尾道の話を聞くと「私も我が家で旅立ちたい・・・」と思います。

岡山でも早く尾道のような仕組みがほしい!尾道でできるのですから、岡山で出来ないことはないのではないか・・・と私は思います。

参加していた患者会のみなさんが、「希望を持つことができた。きてよかった・・」といってくださいました。

岡山市も「顔の見える連携作り」の取り組みを始めています。在宅緩和ケアを在宅主治医中心にチームで取り組むことが出来る仕組みをつくることができれば・・・と思うのです。

「一人暮らしの人でも、在宅は可能ですか」という質問に対して、「可能です」との答えが返ってきました。もちろん病状や家族の状況などいろいろあるでしょうが、可能なケースはある・・・ということが希望です。

私は義母の在宅看護をしてみてたくさんのことにき気付きました。退院して自宅に帰ったときの輝いた顔を忘れません。

私自身も「自宅での旅立ちたい」と娘にもその気持ちを伝え、岡山市の仕組みや条件作りを自分のこととして取り組みたいと思っているところです。

すばらしいセミナーを岡山でしてくださったことに感謝です。参加された多くの皆さんと「顔の見える連携」がつくれたことが大きな宝物です。いただいた種はしっかり蒔いて、芽を出させたいものですね。

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