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国際女性デー・岡山県集会
2013年3月8日 崎本 とし子 とし子からの手紙
今日は、国際女性デーです。この日のことはみもざの花とともに忘れることは出来ません。
今から103年前の3月8日、アメリカの女性たちがパンと参政権を求めて立ち上がったのが始まりといわれます。
今日の集会のテーマは、憲法でした。「私は男女平等を憲法に書いた」というDVDを鑑賞し、長久さんの「憲法24条を実現していくために」と題した話でした。
22歳で、憲法草案の執筆をしたシロタ・ベアテ・ゴードンさん。彼女は最近たしか89歳で亡くなりました。遺言があります。
「日本国憲法に盛り込まれた平和条項と、女性の権利を守って欲しい」
私は、「1945年のクリスマス」という本を読み、ベアテさんのことを知っていました。24条に込められた彼女のメッセージをしっかり受け取りたいと思います。
今でも世界の人権条項のトップレベルの内容を持つ日本の憲法です。
自民党の憲法草案は、24条に「・・・・・家族は、互いに助け合わなければならない」と書き加える内容です。社会保障は「自助・共助」で、権利としての社会保障の観点はありません。家族福祉、親族の不要義務を憲法に書き込むものです。時代に逆行しています。時の権力者が簡単に憲法をコロコロと変えることが難しい用に定められた憲法改定の条項96条を変えようとしている安倍政権です。
今度の参議院選挙は、憲法を巡る岐路の選挙です。今の憲法は権力者を縛っていますが、改憲しようとしている人たちは、国民を憲法で縛ろうとしています。「危ない!」と思います。