岡山医療生協の「新春の集い」
恒例の新春の集いに参加しました。ママカリフォーラムの大ホールは超満員!「今日用」(教養ではありません)と「今日行」(教育ではありません)が元気をつくる、閉じこもらずにドンドン出かけよう!との挨拶ではじまりました。
吉崎理事長は、「世界で第2次世界大戦の後、戦争にかかわらなかったのは8カ国、アジアデハブータンと日本だけだ、憲法9条があればこそだ・・・」と話して、改憲の動きへの警鐘を鳴らしました。心に残りました。
今年の新春講演は、作家のあさのあつこさんで、テーマは「2013年新春 未来へ語り継ぐもの」でした。
あさのさんと私は1954年の生まれの同い年です。お母さんは84歳とのことで、今年83歳の母と同世代です。子どもは同じ3人(男2人、女1人)も同じ、孫の数では5人とのことで私より2人多いようです。・・・・ともかくも同じ時代を生きてきた人だということで、グーンと身近に感じました。
美作で生まれ、育ち、今も暮らしているあさのさんは、仕事も故郷でしています。「作家のくらし」を自然体で話して、書くエネルギーの源は、故郷の自然だ・・・と語りました。その表現が、作家らしいのです。感動する景色をみるとゾクゾクして「書きたい!」と思う・・・と。故郷愛媛の山や川、海が思い出されました。
この世界は人間だけでなくいろんな命でつくられている。今、人間は傲慢になりすぎていないか。人のためにだけ世界がある・・・と考える方向は破綻に繋がる気がする・・・。私は、傲慢さはイヤだ!・・・と思うので、傲慢さに対して、言いたいことを書き続けたい!・・ときっぱり。
子どもや孫のことを思うと、「殺され殺さない世の中を」「恋人や大切な人を戦争で亡くさないように・・・」と願っている。それは、子どもたちへの大人の責任だ・・・と考えている・・・と。私は同じ思いなので、大いに共感しました。
あさのさん、風邪ひき声が辛そうでしたね。どうぞお大事に!