ソワニエ看護学校で講議
2011年6月9日 崎本 とし子 とし子からの手紙
今後、看護学校の非常勤講師をすることになっている。8日は、久しぶりに教壇にたった。私は看護教員の資格をもっており、やりたいことの一つだった。
看護評価の単元の一コマで、90分「あらためて看護を考える」というテーマで、がん患者体験から看護師に期待することを話した。今、私の頭を離れない「被災地支援」のこと・・・災害看護のことも入れたので、ついつい力が入ってしまった。(反省・・・)
看護師という仕事がすばらしい仕事であること、人と人の関わりを通して行う仕事の専門職としてコミュニケーション能力を磨いて欲しい、がん患者がどんな困難を抱えているのかわかろうとする看護師でいてほしい・・・と伝えた。
「寄り添う看護」は、私がこだわってきたことだ。
「看護」はそのひとの持つ力を引き出すために生活過程を整えることで、命の消耗を最小限にする役割を持つ。医師でも薬剤師でも他の専門職でなく、看護師がそこにいればなにができるのか・・・考えて欲しい・・・と投げかけた。
本格実習に取り組んでいる3年生でが対象だった。とても真剣に聞いてくれた学生がいて、講議するのに助けられた。
まだまだよちよち歩きの教員だけど、後輩たちに看護師という仕事の社会のなかでの存在意義を伝えていけたら・・・と思っている。
私は、関係法規を担当することになっている。