岡山シティーミュージアム(岡山空襲展示室)へ
2012年10月5日 崎本 とし子 とし子からの手紙
岡山空襲展示室へ行ってみました。デジタルミュージアムの五階のスペースに展示室はあります。「いずしかん」(旧出石小学校に開設)以来、私は深くかかわってきました。
NPO法人が春日町の勤労者福祉センターで自主運営していたものが、市立で「展示」されるようになったのです。
16年に及ぶ長い運動が実を結んだ形です。毎日、「へいわかん」で受付窓口仁交代で立ち続けられた皆さんに敬意を表します。語り伝えることに情熱をもって取り組んでこられた皆さん本当にありがとうございました。
さて、新しい展示室は、とても整然としていて、学芸員の存在を感じさせられました。
ただ、スペースが狭いのでしかたがない・・とはいうものの、実物展示が少ないし、体験もペーパーだけなので、音声やビデオ・CDなどをうまく活用できるともっといい気がします。NPO法人との運営の共同は出来ないものなのでしょうか。「語り伝えたい!」という情熱を感じられる場所に出来るといいですね。
大きな一歩を踏み出したのですから、「展示室が出来て終わり・・」にしないで、これから平和教育の拠点「岡山空襲資料館」に仕上げていって欲しいと期待しています。
展示室の入り口で、旧旭東幼稚園園舎のビデオがリピートで流れていました。ここになぜこの内容なのか・・・。
あのコーナーはせっかくの「岡山空襲展示室」の入り口なので、違う活用をすると効果的ではないのかな・・・と素朴に思いました。
児童・生徒が、学習に来て、戦争のことを知り、岡山の空襲の悲惨さを知り、ニ度と戦争を繰り返さないことを心に刻んでくれたら・・・つくった甲斐がありますね。
憲法全文や憲法9条の「心」を、大人は伝えていかなければなりません。