「日本維新の会」のいかさまぶり・・・
「日本維新の会」が発足して、次期衆議院選挙に大量立候補をする・・・といいます。
党首の橋下氏の言動に私は強い「危険性」を感じてきました。マスコミはなぜか(スポンサー企業の意思ですかね)橋下氏を「もちあげて」いますが、おかしいことばかりです。私は、橋下氏のいかさまぶりを見聞きするにつけ、「この人は政治家になると、危ない人だ(ヒットラー体質・暴力体質)」だと考えてきましたが、ここへきていっそうその思いを強くしています。以下、事実をあげて、その理由を述べたいと思います。
1、大阪で高齢者や女性たち、子どもたち、市職員へしていることやそのやり方がおかしい!
市長として、「市民改革プラン」と称して来年度からやるといっていることは、敬老パス(高齢者の交通費補助)の廃止、保育料金の値上げ、新婚世帯補助廃止、男女共同参画センターの廃止、大阪市音楽団廃止、コミュニティーバス補助削減、スポーツ施設統廃合など市民負担増の政策です。選挙のときは、「子どもの笑顔が輝く」などといいながら、やることは「市民いじめ」です。そしてわけのわからぬ「大阪都構想」(道州制狙い)です。生活政策を削りながら、道州制・・・もないもんです。「いかさま」ぶりを感じる・・・・。「選挙で勝てば、何でも白紙委任だ」とばかり、市職員への懲罰的な条例作りに至っては、こういう「弁護士」は政治にかかわらせてはいけない、弁護士としても働けないからタレント業だったんだ・・・と確信させるものでした。
2、憲法に対する態度が、危ない!
「集団的自衛権」を認めるべきだ・・・と発言しており、自衛隊の海外派兵はもちろんのこと、9条で禁じている国是を変えようとしているようです。憲法改正の要件を緩和(国会議員の3分の2から半分でいい)や、9条を変えるための「国民投票」を提案しています。今、歴史に学ぶことのできない人間が、外交にかかわると戦争が起きてしまいます。
「従軍慰安婦は強制連行の事実は無い」などと平気で言うのに至っては、国連の文章ぐらい読んでよ・・・と怒りがこみ上げてきました。勉強不足はなはだしい!!それを無批判に報道するマスコミにも怒り心頭ですが・・・・。
この人はその意味で「危ない」。女性や子どもや孫の未来を壊す人だと思います。
3、基本的な大事な問題で、態度がころころ変わること
原発再稼動のとき、「反対」といっていたのに、ある日「賛成・容認」に変わった。
企業献金は否定しながら、一人チケット2万円(すでに庶民感覚ではない)の発足パーティーで3000人集め、マスコミから「企業献金はどうするんですか」と聞かれて、「選挙はただでできません。受け取りますよ!」と平気で言う・・・でたらめさ。信用できますか?
「維新八策」(これがまたひどい、坂本竜馬が激怒しているでしょう)は「綱領」で、選挙政策は別・・・だといい、自らが批判する「既成政党」の議員を7人寄せ集めて、政党助成金を受け取りながら、自らは市長をしつつ、国政を動かす・・・という。ありえないことです。政治にかかわったものなら、このいかさまぶりは歴然です。
次期衆議院選挙で、「台風の目」などといわれる「でっち上げ政党」は、実は日本をぶっ壊した小泉内閣時代のブレーンで支えられているのです。これ以上、橋下流の激しいやり方で、庶民の暮らしを壊す選択はできません。
それでも「橋下さんみたいな人(どう思っていっているのか解からないけど・・・)にがんばってもらいたい・・・」という近所の女性がいるのも事実です。
「決めれる政治家」ともてはやされる橋下氏ですが、何を決め、何をやっているのか・・・事実を知ることが重要です。
今必要なのは、国民の声を届ける運動と良識ある議員の論戦です。運動は、政府を動かしている・・・と感じているのは私だけではないでしょう。
「困らない人々が作った消費税増税は、困る人々(私たち)の手で実施不能に追い込もうよ!」と実施前の国政選挙で、「消費税増税」反対勢力を大きくすればいいのです。「消費税増税に頼らない道」を提案しているのは、共産党だけですよね・・・。
橋下新党に怒り心頭で、長くなってしまいました。すみません・・・。