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東日本大震災から1年半

2012年9月11日 崎本 とし子 とし子からの手紙

大震災から1年半がすぎました。死者15870人、行方不明は2814人、関連死は1632人。関連死は阪神淡路大震災のときの2倍近くに上っています(まだ、自殺や孤独死が続いている辛い状況です)。

被災者は約34万人で、仮設住宅や借り上げ住宅での避難生活を余儀なくされています。

長期化する避難生活は心身への悪影響を与え、苦境に苦しむ人が増えている現状です。

ところが国は、医療・介護の減免支援について一部を除き、9月末で取りやめ、自治体任せにしようとしています。(本当にひどい!)

岩手・宮城両県でのガレキ処理は2割しかできていません。福島県では大半の住民が自宅に戻れるメドが立っていません。

国民に復興増税を課し、その上消費税増税で被災者にも増税を課し、現場の復興は進まない・・・というのはなぜなのでしょうか。(政治が政争に明け暮れて、本気でやっていない・・!)

岡山から大学生たちが被災地支援に入っています。こいう若者たちの行動はうれしいことです。交通費の工面もままならない中ですが、現地で見聞きすることは、「まだまだ支援が必要だ」という実感のようです。

「忘れられるのが怖い・・」という被災者の言葉は、これからも支援の必要性を示しています。私も、「ぎょうざで東北支援」を続けています。今月も、ギョウザの注文をとりますよ!ご協力ください。

さて、ボランティアは大切ですが、一番がんばるべきは「政治」です。被災者の生活復興のためにがんばってほしい!

民主党や自民党の代表戦報道を聞くと、被災者そっちのけのようで「希望」を持てないと感じるのは私だけではないと思います。代表戦の候補者の顔ぶれが、「タカ派」ばかり・・・。憲法変えろ!・・という人が多いのは気になります。「維新の会」もかわりません。

苦しい中でも「希望」の道筋を見せてくれる政党、「政党らしい政党」が今こそ望まれています。

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