原爆被爆者の慰霊祭
2012年8月7日 崎本 とし子 とし子からの手紙
6日は、広島に行かないときは、岡山市東山での慰霊祭に毎年参加するのが私の習慣です。毎年のように参加してきました。共産党の東市議と林市議も参加。そして、ことしも東山中学校のこどもたちが事前の清掃もしてくれて、参列していました。若い人にかかわってもらえることは本当にうれしいことです。広島の原爆死没者は28万人を越えました。
被爆者会のみなさんは、平均80歳以上となりました。今年もお会いできて感激でした。皆さんの健康を願わずに入られません。これまで何人もの大事な人々を亡くしましたから・・・。
その一人がIさんです。被爆者会の事務局長をしておられたIさんは、語り部活動をしておられました。私に、「原爆平和展のボランティアをどこかに頼めんかな・・・」と相談がありました。私は、東山中学校のボランティア部を紹介しました。
Iさんには、体験を語り伝えて欲しい・・・とお願いして、この東山中の活動が始まり、続いているのです。
中学生の姿を見て、ふっと涙がこみ上げました。肺がんでな亡くなったIさんのことを思い出したからです。生徒さんに「Iさんがよろこんでる・・・」と声をかけたら涙がこぼれそうでした。慰霊祭の様子を、Iさんはきっと見ていたことでしょう。
核兵器がなくなるまで、この運動は続いていきます。福島原発事故がおきて、「ノーモアヒバクシャ」のタスキが、心にしみました。中学生に被爆体験をしっかり伝えて生きたい・・・と思いました。