「カムカムエブリバディ」が楽しみ
2022年3月27日 崎本 とし子 とし子からの手紙
戦争で夫を亡くし、親一人子一人で生き抜く試練を体験する祖母、父の顔を知らずに育ち、母と生き別れになった母、「世界のどこの国とも行き来できる世界の生きている娘」の三代(100年)を描いて話題の朝ドラ「カムカムエブリバディ」を楽しみに見ています。
日本は今の憲法ができるまで戦争ばかりをしていたこと、戦争でたくさんの人がなくなり、親のない子がたくさんいたこと、そういう中を必死に置きぬいて、人は命をつないでいくんだな・・・と思わされます。人の絆や命を断ち切る戦争は絶対ダメ!・・・と教えてくれます。
家業のあんこを作る言葉、ラジオの英語講座などを軸に日常が描かれていきます。人の絆や縁のつながりも面白い。人生は「出会い」だと私は思っているので、すごく引き込まれます。岡山、大阪、京都という地域の背景も楽しいです。岡山弁が身近に感じさせてくれます。
私はいわば母の「るい」の世代(10年ほど私が若い)、10歳年上の知人には父親が戦争で戦死したという人が何人もおられます。
確かにこの国で戦争があったのです。生き別れた親子が再会し、理解しあうことができることを願っています。4月8日までの放映を楽しみに見たいと思います。
親から子に、孫にと伝えていくこと(もの)をあなたもお持ちですか。
命は順繰り、私たち世代は先に旅立ちますが(そうできることを願っていますが)、命がけで命をつないだことを伝え、命を大切にしてほしいと伝えることは私たち世代の役割だと思っています。