「戦没者の遺骨が埋まった土砂を辺野古新基地建設に埋め立てに投入しないでください」署名を集めています。
2021年6月6日 崎本 とし子 とし子からの手紙
今、国会では「土地利用規制法案」が審議入りしています。簡単に言えば自衛隊基地(米軍基地もと思う)の周辺20キロ(?)の土地利用に規制をするという報案です。
横田基地の周辺はすぐ住宅地です。普天間基地の周辺も同じこと・・・。辺野古新基地建設地周辺では長年住民が建設を監視するテント小屋があります。
これらの「基地周辺」の「利用」に監視をすることになるのでしょうか。
専門家が指摘しています。戦前の軍事放棄「要塞地帯法」の再来だ・・・・と。
映画「この世界の片隅で」の一場面を思い出しました。絵を描くことが大好きな主人公が呉の軍港の「船」の絵をかいていたら、憲兵がやってきて「軍事機密を漏らそうとした」と自宅に訪ねてきて王騒動になる場面・・・。
「基地周辺」の住民監視は厳しくなるのではないでしょうか。「テント小屋」は排除されるかもしれません。自分の土地なのに自由にできない・・・」という権利侵害が起きるのです。この法案は廃案にしてほしい。
辺野古新基地の建設には、県外から埋め立て用の土砂が運び込まれる予定でしたが、「県内の土砂を使う」ということで、戦争で亡くなった人々の遺骨が埋もれている地域の土砂が使われようとしています。今、平和遺族会などがその無謀を指摘し、「遺骨を遺族のもとに返してください」「基地建設に遺骨の混じっている土砂を使わないでください。」・・・という署名運動に取り組んでいます。そもそも新しい米軍基地は不要です。
私も微力ながら署名を集めています。
政府は生きている国民の命にも無頓着ですが、亡くなってなおその尊厳を踏みにじろうとしています。私はそういう政府に声を上げずにはいられません。