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災害を乗り越えて WAKE UP人権!・・・全国シェルターシンポジウム2011 IN仙台

2011年11月22日 崎本 とし子 とし子からの手紙

毎年開かれる全国シェルターシンポに今年も参加することができました。

今年は仙台です。4月に宮城野区の避難所に看護師支援で訪れて以来、3度目の仙台です。仙台は紅葉の季節です。

よくぞ準備ができたものだ・・・と現地実行委員会の皆さんには心からの敬意を表したい・・と思います。本当にお疲れ様でした。

「災害を乗り越えて」の表題の通り、被災した現地でどんなことが起こり、何が必要なのか・・・を女性の視点で明らかにした初日のパネルディスカッションはリアルで、本当に迫力がありました。

私も現地で感じた避難所のあり方などについて、的を得た指摘と提言が相次ぎました。

平時のときからの暴力を許さないという社会作りが必要ですが、被災したときの生活避難所の設置・運営については、人権を守るために、基準作りが必要です。日常的に男女平等が推進されていないと、災害時には閉鎖的家父長制度の意識が支配する・・・との指摘は、事実です。そこでいくつかの提言がありました。

1、男女別の着替えができるスペースを作る。

2、授乳室を作る

3、シングル女性の女性専用室の確保に努める

4、仕切りをつくる

5、トイレは男女別にする

6、対策本部に女性が30%確保されるようにする。意見を表明しやすいシステムを!

7、運営に問題はないか外部からチェックできるシステムにする・・・・などです。

私は避難所に格差があることを痛感していました。格差をなくし、どこでも最低限の人権配慮がされるためには、基準を示し、必要な視点をあきらかにすることが必要です。

「仕切りがあると、絆が薄れる!」という避難所リーダーの一声で、仕切りがなくて、幼い子供をつれた母親がどれほど気疲れするか・・・、女性たちが着がえ一つにどれほど気を使ったか・・・私は避難所で見てきました。この提言の意味を受け止め、今後の防災計画に反映していかねばなりません。防災会議に女性が入っていること、そして女性の視点で計画に具体的提案をすることが必要です。岡山市でも県でも具体的に実現していきましょう。

10年~20年かかる被災地支援は、継続が大切です。できることをできる範囲で続けていこう・・・との呼びかけに「その通り!」と共感しました。

2日目は、「DVと医療」の分科会に参加。阪南中央病院の加藤治子先生と再会。人権感覚の優れた、やさしいすてきなドクターです。性暴力支援センターの取り組みをケースを通して、報告を受け討論しました。DVに理解の深い医師や看護師・助産師を増やし、全国どこでも性暴力被害者への適切な支援ができるようにしたい!・・・と切実に思いました。

岡大ではDVの理解を看護教育などに取り入れている・・・との情報を得て、医学教育や病院関係職員の教育にももっとDV問題を理解する教育に取り組む必要性を感じました。ニ次被害を与えない医療現場でなくてはなりません。

来年は、大阪の阪南市で全国シェルターシンポが予定されています。一年間様々な活動をして、実践を持ち寄りたいものです。

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