今日は地域がんサロン・たんぽぽカフェの日・・・Mさんのご冥福を祈ります。
2023年4月26日 崎本 とし子 とし子からの手紙
今日はたんぽぽカフェの日です。
病院でもなく自宅でもない地域でがんサロンを作りたい・・・と2011年2月から始まったまちなかがんサロン・たんぽぽカフェは、私とOさんとMさんの3人で始めました。2010年にがん治療を経験した3人です。Mさんは多発性骨髄腫で、治療を継続しておられました。痛みには医療麻薬を使用し、毎月高額医療費がかかる・・・と。
彼の口癖は「たとえがん患者でも幸せを追求していい。憲法13条があるんだから・・・。」でした。だからお金がなくて治療ができないがん患者がいなくなるように環境整備が大事だと。
「憲法に守られて、がん患者であっても自分らしく生き抜ける世の中を作りたい」と。
彼は、シンポジウムでもきちんとそれを発言し、社会に発信してくれました。(すごいです!)
今年になり、調子が悪くて緩和ケアを受けながら治療を模索していましたが、ついに4月6日、自宅で家族に見守られて、旅立ちました。
13年、よく頑張っていきぬかれたと思います。一緒に産み出したたんぽぽカフェをこれからも継続していくからね。「旅立ち」の連絡を受けたときに、涙がこみ上げました。でも、都合がつかず、私はお葬式に参加できませんでした。さんを
今日はたんぽぽカフェの参加者でMさんを追悼します。みんなでMさんを語り、ご冥福をお祈りします。もう痛くないかな。本当に良く生き抜かれました。(拝)