あっぱれ!!アメリカの「三権分立」は生きている!・・・政権の不服申し立てを退ける!
トランプ大統領の7か国からの入国禁止の大統領令について、アメリカでは批判の世論が高まっており、司法の場でも争われています。「差し止め」を決めた日本でいうところの地方裁判所に続き、高等裁判所でも同様の判断がされました。いくら大統領が言っても「駄目なものはダメ」なのです。アメリカという国はまだ三権分立が生きているなあ・・・とすくわれる思いです。
大統領は最高裁まで争うと言っていますから、まだまだ予断は許しませんが、今後に注目していきたいと思います。
日本はどうか・・・・。今、国会で起きていることは、「憲法9条をないがしろにする暴走」です。
南スーダンに送られている自衛隊の日報を隠蔽し、戦闘状態であることを隠して自衛隊を送ったことについて、言葉でごまかして「憲法違反」を国民から隠そうとしているのです。防衛大臣の言葉を聞いていて、弁護士出身だという経歴は何なのか・・・と思いました。人間は頭がいいだけではダメですね。その能力を正しく使えなければ国の害になる・・・!(残念です)
そもそも安保法制は憲法違反です。共謀罪法案は国民弾圧法案です。日本は危ない状況にあります。
安倍総理はトランプ大統領との首脳会談に出かけ、個人的に親しくなるためにゴルフをするそうです。「信頼できる人だ」とトランプ氏を持ち上げている安倍総理を世界の人々はどう見るのでしょうか。「親友」なら、間違っていることは間違いだと誰よりも正面から忠告するものではないでしょうか。まるで「親分子分」のように、現実から目を背けて「追随」し、自分の趣味を楽しむ・・・という感覚に危機感を感じます。
アメリカへ出発前の安倍総理と麻生副大臣、岸外務大臣(3人そろうこと自体が異常らしいですが・・・)の心底うれしそうな笑顔の報道を見て、私はゾ~ッとしました。
遠足前ではあるまいし・・・!!!。「憲法違反」組の大統領と総理大臣では歴史の歯車が逆戻りする・・・と私には思えるのです。そろそろ日米関係は、追随型の軍事同盟関係ではなく、対等平等型の平和友好同盟型へ帰るときではないでしょうか。今の日本の憲法はその方向を目指しています。