本日、看護学校の最終講義
2016年11月16日 崎本 とし子 とし子からの手紙
今日は看護学校の非常勤講師の最終講義の日です。
2011年から5年間務めさせていただきましたが、来年度からは辞退することにいたしました。体調管理のこともあり、自分の時間をもっと持ちたいと考えました。
今日は最終講義です。ソワニエ看護学校の22期生が最後の教え子になります。
今日の特別講義のテーマは「今、憲法を学ぶ」にしました。
私の講義は、「関心を持つ、事実を知る努力をする、事実を知り、自分で判断し、考え、行動できる人になる」ことを目指してほしいと最初に話しました。関係法規は、ただでさえ関心を持ちにくく、言葉もむつかしい・・・と敬遠されがちです。
この時間だけでも関心をもって・・・と伝え、[現場の話を聞く」という特別講義を取り入れました。もちろん国家試験対策も念頭に入れたつもりです。
おりしも、昨日安倍政権は自衛隊に「駆けつけ警護」という新任務を付与することを閣議決定しました。安保法制の実行です。そして、この20日にも南スーダンに自衛隊を送ろうとしています。若き自衛隊員の命は危険にさらされることになります。
そのことがどういうことなのか…を考える機会になればいいなあ・・・と思うし、「憲法とは」の原点を考える入口になればうれしいと思います。
この国が、戦後初めてといっていいほどの「分かれ道」に来ていることを自覚して、主権者として「憲法12条」を実行してほしい。「たゆまぬ努力」をする主権者として生きてほしい・・・と願って最終講義をしたいと思います。