「メッセンジャーナース~看護の本質に迫る」(看護の科学社・村松静子監修)を読む
2016年3月31日 崎本 とし子 とし子からの手紙
この度、メッセンジャーナースの活動を全面的に紹介する本が出版されました。村松静子監修の「メッセンジャーナース~看護の本質に迫る」です。
現在全国に90名足らずのメッセンジャーナースですが、その活動は多岐にわたります。
私は、患者団体の人からメッセンジャーナースになってほしい!・・・と言われて、東京へ受講に行きS認定を受けました。
自分の看護師人生を振り返ると、岡山市会議員24年の経験を含めて、「命の消耗を最小限にするために環境を整える」看護の実践を続けてきたと思います。
年間に受けてきた相談は数百件、24年で6千件は超えるでしょう。さまざまな相談を受ける中で、聴く力、調整力、実行力が培われてきました。受けとめる力だけはあるかな・・・と思います。まさにそれはメッセンジャーナースの力に他ならないと気づくのです。
今、病院、施設、在宅、コミュニティのつながりが強く求められています。その大切さを自覚し(意識し)、地域の特性を生かした地域づくりにもこの視点が必要です。住民目線の「地域包括ケア」づくりに必要なのがメッセンジャーナースなのです。
今回出版された本を読んでいただければ、「看護師だからこそできる」プロの仕事に確信を持っていただけると思います。
「看護師が持つ「心と技」を発揮して、医療の受け手の使者となり、納得して医療を受けられるよう実力を発揮しよう・・・」と村松氏は、呼び掛けています。
ぜひ多くの人に看護の本質とは・・・を読んでいただきたいのです。看護師がいることが希望だ・・・と思っていただけると確信しています。ご希望の方には、先着で送料のみでお届けします。崎本までご連絡ください。