混合診療はダメです!
2014年6月12日 崎本 とし子 とし子からの手紙
安倍内閣の下で50年間培われてきた国民皆保険制度が壊されようとしています。
「申し出により保健適応されていない治療でも認める・・・」という混合診療の導入がされようとしているのです。あたかも患者の希望のように言われていますが、混合診療を要望した患者団体はありません。
患者は、早く安全性を審査して、早く保険適応がされ希望するすべての人に最良の医療を提供してほしい・・・ということです。そのするべきことをせずに、「希望する人」に応えようとするのは医療に市場原理を持ち込むことになります。
お金がある人には、お金を出してもらい最新の医療を受けられる仕組みを作る・・・。医療費(保険だと政府の負担が増える)が増えないための方策として議論されるのは論外ではないでしょうか。
韓国は混合診療が認められているようです。仁川空港の周辺には医療特区を作り、海外からのニーズを呼び込むのだそうですが、お金にものを言わせてセレブ対象の先進医療を展開するとか・・・。庶民は、病院でもいわゆる完全看護ではなく付き添いを置いてもらう仕組みだ…と言っていました。看護師不足だから、家族に付き添うを強要する時代に戻っていいのでしょうか。いいはずありません!!
混合診療の導入はやめてください。今でも医療費負担が重くて治療が続けられない患者がいるのです。命は平等です。命の沙汰も金次第・・・にしてはなりません。