宮城(塩釜)への旅(2)…桂島へ
2日目の24日は、塩釜港から桂島へ。船に乗って20分ほどで着きます。ハマナスの花が咲いていました。
2011年6月に島の避難所に炊き出しに行って以来のご縁です。
今は廃校になった小学校のグランドに仮設住宅が建っていて、20世帯が住んでいます。島は住民が出ていく状況が続いており、危機的な状況とのこと。
一軒一軒訪問して、現地が準備したお米を届け、話を聞いて回ります。
「みんな仲がいいけど、お互いに狭い仮設住宅で気遣いながらの生活はもう限界です…。せめて花でも作って楽しみを作り、畑もつくったよ・・」との声が・・・。
復興住宅は計画されていて、地盤工事がされていましたが、人手不足で大変そうでした。工事をしている人たちも炊き出しを食べに来てくれました。土日もずっと仕事だ・・・と言っておられました。
体育館に会場を作り、炊き出しは、豚汁、おにぎり、蜂屋の焼きたて餃子です(本当においしい!)。大好評で、おかわりの声が続出でした。
大道芸の「タカヤン」が登場して、バルーンアートや皿回し、ジャクリングなどで楽しみました。みんな声をあげて笑い顔!(隣を気にせず、大声で笑う顔見てうれしかったです)
健康相談で血圧測定や脂肪率測定もして話を聞きました。友の会は復興情報を報告しました。気分転換のネイルケアも・・・!
海水浴場のメッカだった桂島の海岸はまだまだ使えそうにはありません。津波を丸ごと受け止めた浜は、痛々しい状況のままでした。早く復活することを願っています。
来年は仮設住宅はなくなり、「交流会館」で炊き出しができるといいな・・・。皆さんが体に気を付けて過ごされますように。
船で塩釜に戻り、その後2時間かけて、南三陸町のたった一つのホテル観洋へ。(被災当時は避難所にもなった1000人収容の大きなホテルです)次の朝は、町内を巡りながら被災地の現状を知る「語り部バス」を予約していました。続きはまた後日・・・。