国民をごまかす会見に「改憲」への病的な執念を感じる
昨日安保法制懇報告を受けた形で、安倍総理が会見をしました。報告書は、「海外での武力行使を可能にするという結論ありきで、歴代政権が禁じてきた集団的自衛権行使や、国連の安全保障に名を借りた多国籍軍への参加も可能…」という内容です。
私は本当に驚きました。懇談会のメンバーは、インタビューに答えて「普通の国になるということです。あたりまえでしょう…」などと話しているのを見て、元外交官だというその人の憲法に対する見識を疑っています。「結論ありき」の議論を安保懇はしたのではないか・・・・。
安倍総理は、パネルを用意して会見に臨みました。聞いていて、「限定的」と強調して示した事例は、情報のない国民には「ふーん、そんなものか・・・」と思わせるけれど、ちょっと情報のある人から見れば、とんでもない非現実的な事例です。NHK報道ばかり見たり、聞いたりしていると「中国の脅威」「北朝鮮の脅威」などが怖くなりますが、軍事力での解決ではなく外交力の解決で事態の収拾は図らなければなりません。
安倍総理は軍事力による介入(アメリカへの協力というほうがいいかも)はイメージしているようですが外交力のイメージが本当に弱い・・と思えます。たとえば「日本人が乗ったシーレーンの船を守る」事態は外交力がしっかりしていればありえません。そんなことが起こらないようにきちんと対応するのが政府の役目(外交力)です。
とにかく安倍総理は武器をもって自衛隊が戦闘に参加できるようにする(アメリカは強く求め続けている)ことに異常な執念を持っています。病的なほどです。
あなたはどうお考えになりますか。私は国民の多くは「殺し殺される国」を望んではいないと思います。
私は、憲法9条による平和国家としての「ブランド」を今捨てる必要は全くなく、世界の「敬意を受けるポジション」を大切にするべきだと思います。
2014年5月16日 10:11 PM
戦犯の「おじいさま」からの遺伝子がそうさせるのでしょうか、“隔世遺伝”って言うんでしょうかね。でも、隔世遺伝って劣性遺伝と言われてますよね、悪いところが似ているのかなぁ。
2014年5月16日 8:03 PM
お元気ですか。
今や自由民主党でなく全体主義政党ですね。「自民党」の人との共同ができるかもしれません。広い「一点共闘」で憲法を守らせたいですね。