3月1日・・・ビキニデー(水爆実験で第五福竜丸など1000隻近い遠洋漁業船の漁師が被ばく…実態調査もなく保証もほとんどなし!?)
2014年3月1日 崎本 とし子 とし子からの手紙
今日から3月です。
前にもブログで書きましたが、3月1日に日本の国民が3度目(広島・長崎についでビキニ環礁での水爆実験で)の被爆者となり、久保山愛吉さんが若くして急性障害で亡くなりました。そして、ほかにも被ばくして若くして亡くなった遠洋漁業の漁師たちがたくさんいます。(でも詳細は国も調査していない)高知県では高校生たちが調査を始めて、その一端を明らかにしています。
1954年の1月16日に私は生まれました。まさに太平洋の真ん中で水爆実験が繰り返されていた頃です。米・英は120回を超える実験をしている)
日本の原発予算は3月3日に初めて国会を通過しました。中曽根康弘氏は当時の若手自民党代議士として、「尽力」したそうです。アメリカの「原子力の平和利用を日本から」というのが推進理由でした。
あれから60年、私は還暦です。原発予算も60年目です。自民・公明の政権は、今年も原発予算を盛り込んで、原発依存を続ける「エネルギー政策」を示しています。
福島原発事故はなお深刻な汚染水問題と収束にめどが立たない状況の中です。
そういう予算が「5年ぶりに早く通った」と喜べますか。
福島原発の今の現状を知りながら、なかったことのように原発政策を推進することは許されません。国民の「原発んなくそう!」の声は衰えません。
「もう2度と被爆者を出さないでほしい・・」と語った久保山愛吉さんや声を出すこともできなかった多くの人々の無念を胸に刻み、「忘れない」「あきらめない」「無力ではない」という運動を私は続けていきたいと思うのです。