子どもたちが話し合いで解決する姿に感動
2025年10月28日 崎本 とし子 とし子からの手紙
最近感動した話を紹介します。
協立保育園のちびっこまつりでのことです。年長の組の盛り上がりイベントであるひまわりリレーの時のことです。3グループに分けられていて、バトンでリレーに挑戦します。
トラブルが起きました。1回目のリレーで走れない子が出て、うまくいかなかったのです。「やりなおし」をすることになりました。みんなが走ることができなかったからです。
うまくいかなかったグループに孫息子がいました。そのグループは輪になり、話し合いを始めたのです。順番を変えたら走れるんじゃないか、だれが1番で、だれが2番にはしるか・・・。泣いている仲間を囲んで話し合いが続きました。子どもたちはすごく真剣な顔をしてあれこれと話していました。 保育園の先生から状況の説明があり、「子どもたちが話し合いをしているので、待ってください」とアナウンスがありました。保護者もじっと待ちました。
私はこの光景を見て「すごいなあ!子どもたちが話し合いで解決しようとしている!」と感動したのです。
何か不測の事態が起きたときに、ちゃんと話すことや自分の意見を言うことやみんなで決めることができる力はすごいです。
子どもたちの考えたり、行動することを待てる保育園はいい保育園だと思います。
そして、泣いていた子は1番に走り、みんなで頑張って、最後の最後で逆転し1位になりました。みんなで「ばんざーい!」よかったね。みんな立派な1年生になれるよ!
1人1人を大切にするというのは言葉では簡単ですが、実践はなかなかできません。でもそういう環境の中で子どもは成長するのだと思います。


