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がん患者のピアサポートを医療機関で取り入れて欲しい!

2012年4月4日 崎本 とし子 とし子からの手紙

「ピア」とは、「仲間」と訳されます。

がん対策のひとつとして、がん経験者が自分の経験などを通して治療中のがん患者をサポートする・・・というものです。

私は、その必要性をがんサロンの取り組みを通して実感しています。同じような(一人ひとり違うのですががん患者経験は同じ)経験があるからこそ支えあえることがあり、その共感や情報は「安心感」につながります。

医療機関としてそのことに気付き、週2回(火、金)ピアサポートのためにがん経験者を嘱託職員として採用し、効果を上げているのが、湘南記念病院かまくら乳がんセンターです。NHKのあさイチで紹介されました。

ピアサポーター養成講座を受講して、がん経験者がピアサポートをする・・・、それがきちんと雇用にもつながる・・・としたら、支える人にも支えられる人のもいいなあ・・・と思います。岡山でもこういう取り組みが広がるといいなあ・・と期待しています。

岡山では、まだ院内がんサロンが拠点病院で取り組み始められた・・・ところです。岡大病院ですら今年2年目です。でも、着実に根付いてきている・・と感じています。拠点病院のみならず、準拠点病院や地域で「がんサロン」が増えて欲しい。相談支援の充実が必要です。民間相談機関では、「並木ひろば」が10年のキャリアを持っています。

私のかかわる「地域がんサロン・たんぽぽカフェ」は1年余です。これからもいろんな講座に参加をしながら、「弱音を吐ける場所」「何でも語り合える場所」「情報が得れる場所」として、泣いて、語って、そして「また来ます・・・と笑って帰れる」カフェ運営を続けていけたら・・・と思っています。

そして、「がんになっても自分らしく生きる」ことを諦めないで済むむ社会をつくるために、私は当事者の声を発信し続けたい・・・と思っています。

コメント4通 “がん患者のピアサポートを医療機関で取り入れて欲しい!”

  1. ちょびちゃん さん:

    私も番組を見ました。それで、「がんコーディネーター養成講座」を探してみました。1か所しか見つけられませんでしたが、受講するのに30万円!!!
    勉強するには、それぐらい必要なのかな・・・とは思いましたが、気軽には出来ない金額です!!

  2. ひまわり さん:

    はじめまして。
    ピアサポーター養成について検索していて、おじゃまいたしました。

    私は乳がん患者歴3年で、今は病院の中にある患者会のお手伝いをアレコレさせてもらっています。

    患者会に参加するようになって2年半を過ぎ、県外の…あ、ワタクシ倉敷市に在住しております。

    県外の患者会の方から、ピアサポートという活動がある事を知り、岡山でも養成講座があればいいのにと思い探していました。

    ないんですね。。

    おっくれてるぅ〜〜!!!

    でも、必要だと思います!
    院長先生にかけあってみます!

    ありがとうございました。

  3. 崎本 とし子 さん:

    コメントありがとうございました。先日も野の花プロジェクトで、桜井さんと松本さんが「患者力」を発揮していました。みんなでそれぞれ出来ることを取り組んでいきましょう。岡山県でも養成講座の件を具体化したいですね。

  4. ひまわり さん:

    リコメありがとうございます。

    ワタクシも県民公開講座、聴講しておりました。

    私も、今できる事をがんばります。

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