24時間歩くイベント・・・リレーフォーライフ(がん対策推進イベント)のこと
24時間テレビをご覧になった人も多いのではないでしょうか。
いろんな困難にめげずに、人とつながって生きている人々がたくさん登場しました。そして100キロマラソンに挑戦する若者(EXITの兼近さん)の姿を見て、「がんばれ!」と応援した人も多かったのではないでしょうか。24時間テレビのチャリティーの取り組みは、3億円以上の寄付を集めるすごい取り組みですね。すごいです。
みなさん、がん対策にも同じようなチャリティーイベントがあるんです。
「24時間テレビ」を見て、思い出すもう一つの取り組み・・・それは「リレーフォーライフ」の取り組みです。
がん対策を進めるために年に1度、各地でがん対策のための募金を呼び掛けます。全国各地で取り組まれていますが、岡山ではまだ取り組まれていません。(あと数県が取り組んでいないだけ、岡山を取り残したくない)
がん患者当事者や関係者が24時間歩き(あるいは走り)、ともに夜明けを迎えるというイベントで、がん啓発の場になっています。アメリカの医師が24時間走ることでがん患者支援を呼びかけたのが始まりです。
がんという病気を体験すると、一度や二度は眠れない夜を体験します。でも一人じゃないと知ることで暗い夜を過ぎ、夜明けを迎えることができる。夜明けの空を見ながら「あ~、今日も生きている!」と思える・・・。「ともに夜明けを迎える」ことの意味を大切にするチャリティーイベントです。
2018年、私は岡山でもぜひ誕生させたいと思い、実行委員会を作り始めました。各地の取り組みを学習したり、実行委員会準備会を開いたりしていました。
2021年の「岡山市がん対策推進条例10周年」の記念イベントで始めたいと考えて、準備していました。
でも2019年からのコロナ感染のパンデミックで、延期しまだ再開できずにいます。岡山県がん対策推進条例(2014年施行)の10周年イベント(2024年)に間に合う取り組みができるだろうか・・・と今考えているところです。
がんは一生で2人に一人が体験し、3人に一人(男性は3人に2人、女性は2人に1人)ががんで亡くなる日本です。だいぶん「がんになったら死ぬんだ」と思う人は減ってきたと思います。検診を受け早期発見と早期治療で命を守ることができるということは知られてきましたが、日本のがん検診受診率はまだ40%台です。コロナ感染でまだ1割下がったままです。
「リレーフォーライフ岡山」を開催することで、がん対策を進める社会的気運を作りたい・・・と願っています。
大きな苦難を乗り越えるためには、人のつながりが大切です。法や条例に魂を注ぐのは当事者の声や行動です。私も当事者の一人として、実現のためにかかわりたいと思っています。
ちょっと長くなりましたね。関心を持ってくださる人が増えるといいなと願っています。