母の手袋
2019年11月20日 崎本 とし子 とし子からの手紙
昨日あたりから気温が下がり、冬の様相です。夫と二人でこたつを出しました。出かけるときも手袋が必要です。
今使っている手袋は母の遺品です。母は今年2月9日に亡くなり、もうすぐ10か月が来ようとしています。夏の初盆に帰った時に妹と二人で遺品整理をしました。活用できそうなものは除いて弟に処分を頼みました。その一つがこの手袋です。茶色で暖かいです。
つけるたびに母を思えることがうれしいです。手袋を通して母と対話しているようです。
今年の正月に「母との時間はあまり長くないかもしれない」と直感した時のことを思い出しました。それからこれまでにないほど何度も愛媛と岡山を往復して母との時間を持つことができました。母に付き添えて本当に幸せでした。妹や弟と話がたくさんできて「これは母のおかげだ」と思いました。
母の手袋を大事に使いたいと思います。