南スーダンの自衛隊員を5月に「撤収」・・・撤退と言わず、「役割の節目」だと・・・?
2017年3月12日 崎本 とし子 とし子からの手紙
南スーダンに派遣された自衛隊員は約350人。駆けつけ警護という憲法に抵触する役割を担う派遣です。
自衛隊の日誌(政府が隠蔽していた)では、「戦闘状態」が明記されています。戦闘状態のところには日本は自衛隊を送ることはしてはなりません。憲法違反です。自衛隊員の命が危ない!・・・と私は、胸が痛くなる思いを感じていました。
死傷者が出ないか・・・と気が気ではない気持ちでした。
私は「安保法制は憲法違反。廃止を求める原告団」の一人です。陳述書を書いた際には、司法の役割を果たしていただけるように思いを込めました。
10日、安倍総理は突然「5月には南スーダンに送っていた自衛隊を撤収する」と記者会見で表明しましたが、理由はあくまで道路整備などの役目が一区切りついたからで状況のあったによるのではない・・・と言い続けています。「撤退」を求める国民の声が、影響していることは間違いないと思います。
まさに「勝つ方法はあきらめないこと」です。(沖縄の闘いの合言葉です)
私は一日も早く無事に自衛隊員を帰国させてほしいと思います。5月まではまだ2か月もあるのです。彼らの命が無事であるようにと祈っています。
日本の政府は、PKO5原則が崩れていることを認めていません。その認識不足(いやわかっていて認めてない)が怖い!!
同じ間違いを繰り返す恐れがあるからです。
森友学園問題で窮地の安倍総理が、報道を操作するための記者会見のタイミングともいわれています。国民は馬鹿ではありません。私は「御国のために命を捨てろ!」という教育を安倍総理が進めたい・・・という本音を見た森友学園問題を忘れることはありません。