桃太郎・がんメディカルカフェ
2015年6月2日 崎本 とし子 とし子からの手紙
1日に、岡山大学医学部校内で、第7回のがんメディカルカフェが開催されました。
私は久しぶりに参加しました。4~5人のテーブルで「病気を抱えての療養生活のさまざまな思い」を語り合いました。
医師、看護師、学生、患者、家族などいろんな方が参加されています。私はがん患者当事者の立場で参加しました。
がんメディカルカフェは参加者が一参加者として対等な立場で心の豊かさや人生観について自由に語り交流できる場です。参加者の思いを語り、双方向型のコミュニケーションを持つことで参加者一人一人がそれぞれの学びの場になれば…という趣旨で開催されています。人の話の中に「学び」を見出す・・・・。
私はある参加者の話の中に深い不安と寂しさを感じました。淡々と思い切り語られる様子(時に笑顔)に、言い知れぬ迷いと孤独と不安を感じたのです。やりきれない思いを持ちながらもカフェに参加されたことが救いでした。
「誰にも受け止めてもらえない・・・」という「気持ち」を受け止めることで、いろんなことに気づいていかれるのだ…と思います。「話ができること」(できれば受け止めてもらえること)で人はまた元気を取り戻し、寄り添ってもらうことで生きていけるのではないでしょうか。
次回は10月7日(水)の13:30~15:30です。大学病院のマスカットキューブで開催されます。がんではないけど…という方もできれば申し込みをしてご参加ください。お問い合わせは岡山大学病院総合患者支援センターへ。(086-235-7744、平日9時~17時まで)