袴田さんの再審決定!
2014年3月29日 崎本 とし子 とし子からの手紙
強盗殺人罪で死刑判決をうけていた袴田巌さんがやっと釈放されました。48年ぶりです。無実を訴えて34年にわたり裁判のやり直しを求め続けていました。プロボクサーだったことからボクシング協会なども支援し続けてきたそうです。
私は、国民救援会という団体を通して袴田さんのことを知りました。(支援してきた…などというほど力を尽くしていませんが・・・)
検察の証拠のねつ造、アリバイを明言した同僚の証言の隠蔽…などを弁護団は証拠を示して再審を求めていました。「無実」の人を48年も拘留し、死刑判決という大きな精神的重圧を強いてきたのです。
袴田さん、本当につらかったですね。権力が無実の人を「死刑」にする怖さを思うと身震いしてしまいます。家族や支援者の存在が人への信頼をつなぎとめていることを願っています。
故郷の自然の中で、体と心を癒してほしい・・・と願っています。
さて、真犯人はどうなったのでしょう・・・。被害者にとってもいたたまれないことです。この判決を言い渡した判事の責任も重い十字架です。
権力の横暴で「理不尽」なことが起きない世の中にしたい・・・!たとえどんなに偉い人が言っても悪いことは悪いし、誰が言っても真実の基づいているいい発言はいいことなのです。