さんかくウイーク2011・・・記念講演は堤 未果さん!
今日は記念講演で堤 未果さんの話をききました。テーマは「アメリカが見えると世界が見える・・・性差超えて新しい未来を!」でした。
貧困大国アメリカの姿を、徹底した取材を元に発信し続けている未果さんの活動にはいつも注目しています。2度目ですが、とても新鮮でいい話でした。
「3,11」を経験して、今考えなければならない大切なことが満載でした。
国として市場化してはいけないもの・・それは教育、医療、保育、福祉,食の安全だ・・と明快に述べて、民主党政権はその大事な分野に市場化路線のレールを引こうとしている・・と指摘。
たとえば、保育は「待機児解消」が言われるが、大切なのは「質」の保証です。子どもは荷物じゃないのです。どっかに入れたらそれでいい・・というわけじゃない。
彼女は「3つの敵」と闘い、真実を見極めて声を上げていこう、女性が笑って暮らせる国を作るために声を上げながら進もう・・!と呼びかけました。
「3つの敵」とは1)メディアの嘘、2)市場化問題(人を商品扱いする考え方)、3)無関心や沈黙。
本当のことを自分で知る努力をして、考えることの大切さや知ったら行動すること、おかしいことにはおかしい・・ということなどいつも私が心がけていることです。共感しながら聞きました。
前回聞いたときよりもより鋭く、コンパクトで明快でした。大切なことはワイドショーやNHK報道の裏に隠されることが多いから、自分で国会の審議を直接知る努力をしよう・・との呼びかけはそのとおり!
「AKB48の総選挙」報道で国民の目くらましをしておいて、「原発の瓦礫処理を民間業者に委託できる法律」が国会で通過した・・・という事実は、その1例・・・。
堤さん、ステキなメッセージをありがとう!そして、さんかく実行委員会のセンスのよさに拍手!いい講演会をありがとう!知的刺激をうけて大いに元気をいただきました。