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あなたはどんな旅立ちをしたいですか。
2022年5月10日 崎本 とし子 とし子からの手紙
最近ACP(人生会議)のことが話題になります。岡山市の講座の案内が市政のひろばに掲載されていました。訪問看護ステーション晴を開設したころ(7年前)、公開講座を企画していました。今はそれが岡山市の取り組みになっています。
あなたはどのように旅立ちたいですか。
考えたこともないという人はこれまで病気もせず元気という人かもしれませんね。
でも身近なところでいろんな旅立ちの話が聞こえてくるのではないでしょうか。
一度考える機会とするために、岡山市の進める講座を活用するのもいいと思います。
私は②度のがん治療を体験し、自分の人生の時間には限りがあるということと向き合いました。今は「元気」ですが、その体験は貴重でした。
私は我が家で最期を迎えたい・・・と考えています。そのためにすべきことを60歳のころから続けてきました。もちろん状況により、考えが変わるかもしれません。在宅療養の仕事にかかわり、日々いろんな人生を追体験して7年。学びの日々です。
最後は岡山大学へ献体をすることにしています。生きている限りは「人の役に立つ命でありたい」という考えは変わりません。自分の生きる道筋を持ち、最後にどう旅立って見せるかは最後の子や孫への「教育」であり大仕事です。最期まで役割があると思うと嬉しいです。
「崎本さん、元気でいてくださいね。」と看護師さんが言ってくれます。生きていることが人の力になるのなら、「生きているだけで金メダル」です。素敵じゃないですか。今日もいい日でありますように!