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オリンピック・パラリンピックのために看護師500人派遣を組織委員会が看護協会に要請!?

2021年4月27日 崎本 とし子 とし子からの手紙

「医療逼迫」という言葉の意味を理解できないのでしょうか。

今朝の新聞で、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は看護協会に500人の看護師派遣を要請した・・・と報道しています。活動場所は、選手村総合診療所や宿泊療養施設などです。手当の支給も医療現場への補償もされません。ボランティアです。平常時ならそれも何とかなるかもしれませんが、今はとても考えられません。政府は医療現場のことをまるでわかっていないのです。

一方、医療現場では日常診療に影響が出るほどの厳しい人手不足です。ベッドがあっても人がいないから入院できない。検査技師がいないから検査ができない、医師不足で重症対応ができない・・・など。

「看護師にPCR検査(社会的検査のこと)もせず、オリンピックかよ!」と言いたくなります。「医療従事者先行」のワクチン接種もまだ5割に至らい状況ではないでしょうか。

私の職場では12人中1人が1回目を打っただけです。

看護師など医療スタッフの体は国民のコロナ対策に集中すべきです。

さて、看護協会はどう対応するのか・・・。現場の声をどう受け止めるのか。看護協会が「五輪を中止し、コロナの集中を!」と声明を出してほしいです。

 

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