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「理性に欠けた優先順位」・・・医療を後回しにして核兵器などに資金をつぎ込む社会でいいのか
2020年4月13日 崎本 とし子 とし子からの手紙
12日の赤旗しんぶんの「潮流」「の記事の紹介です。
書き出しは「人類は人命救助にこそお金を使うべきではないか」・・・が書き出しです。米国の学者が新型コロナウィルスの感染拡大をめぐり米誌に意見を述べている内容を紹介しました。
この書き出しに引き込まれて私は読み進めました。
ベッド、人工呼吸器、マスク、防護服が世界各地で不足しています。医師や看護師の過重労働も深刻です。本来なら救える命が救えない。…まさに苦悩です。
感染者数が世界最多の米国は世界最大の核兵器国です。国際NGOの試算では、米国の核兵器支出1年分で、集中治療室のベッド30万床、人工呼吸器35000個の導入、22万人を超える医師や看護師の賃金を賄えるそうです。(要は核兵器は金食い虫ということ)
前述の学者は、「コロナ危機は警鐘だ。理性に欠けた優先順位や国同士の不信をあおる政策を見直し、本当に人間を中心に据えた安全保障へ舵を切るべきだ」と訴えています。その通りです。共感します。
日本国憲法ができた時、文科省の説明教材では「武器をミンチの機械に入れたら、を下へ学校や文化や病院などが出てくる」図解が掲載されていました。軍事費より命や暮らしを大切にすることを説明していました。
安倍政権は史上最高の軍事費を2020年度予算化しています。なのに「補償はに政府に任せて!」とは言いません。税金を何に使うのか。
「理性ある優先順位」をつけてほしい。そうした視点で、政治の動きを注目しています。赤旗新聞は真実を見る目を提供してくれます。おすすめです。